SONIC Floor


description

『Sonic Floor』は、センサとLED照明が内蔵された床と、音響装置、ステッキ、そしてセンサの値を用いて生成されるWebページからなる作品です。床に敷き詰められたタイルには、その表面の細かな凹凸に音の情報が記録されています。ステッキを手に持ちその先端を床に接地させながら歩き回ると、床に伝わる凹凸の振動のデータから、音と光が生成されてゆきます。凹凸は、音楽的なリズムを形成するようにその配置が設計されており、また、クォンタイズ処理 (#音の鳴るタイミングを自動的に補整する)などにより、どのようにステッキを動かしても音楽的な心地よさが生み出されていくようデザインされています。
『Sonic Floor』では、センサとコンピュータによる情報処理によって、普段見落としがちな微細な感触を再認識しながら遊ぶことが出来ます。雨上がりの午後に、傘の先を歩道のタイルの溝にあてながら歩く、そんな何気ない遊びの中に、体験することの喜びの本質が隠されているのではないでしょうか。そこにあるのは、手に伝わる振動という非常に限られたごくわずかな情報だけですが、高度な映像表現から受けるものとはまた違った、心動かされる楽しみや喜びがあります。『Sonic Floor』のような、自らが能動的に体験出来る環境を街中や駅、空港などに設置し、センサーから取得したデータを二次利用、三次利用する事で公共空間におけるアンビエントなインフォメーションプラットフォームとなり、一方的に情報を提示し続ける、情報過多な現代におけるひとつのイノベーションになりえるのではないかと考えています。

credit

Concept and Direction : Daito Manabe, Motoi Ishibashi
Sound, Lighting Programming and design, floor design : Daito Manabe
Device : Motoi Ishibashi
Design : Seiichi Saito
Web Programming : Satoshi Horii, Hidenori Chiba
On site support : Shintaro Wada
Support : DGN + Rhizomatiks, Color Kinetics Japan Inc.