フェンシングフルーレ太田雄貴杯 ビジュアライズ

2014-12-09 22:22

フェンシングフルーレ太田雄貴杯で、フェンシングビジュアライズ、
デモンストレーションをやりました。

前日の深夜から仕込み開始だったけど、現場ついてから徐々に熱が出てきて
深夜12時超える頃にはかなりフラフラ&関節痛。。
で、設営(モーキャプカメラ設置)はみんなにお願いしてハイエースで仮眠。。
設営中に熱が出たのは初めてかも。

2時間ぐらい仮眠して復活して、そこからいろいろセットアップ。

おそらく、今後、いろんなところに記事が出るかと思いますが、
今回僕が担当したのはスローモーションARシステム、の、いろいろ連動裏方部分。

具体的には、ハイスピードカメラ、フェンシング判定機、モーションキャプチャシステム、
AR合成マシン、を連動させているのですが、
トリガーになるのはフェンシング判定機の判定情報。
判定情報は、判定機からRS232Cで常に出ていて、どちらが勝ったのか、取得できます。
(といっても、厳密には相手の体に検が突かれたことを検知しているので、同時に両者の
判定がくることもあります。その場合、試合では審判の判断によってどちらにポイントが
入るのか決まります。)
かなり早くから判定が電子化されているのも、フェンシングの面白いところ。
太田選手の本気の試合は、肉眼ではいつ勝敗がついたのか、全くわかりませんでした。。

その瞬間にハイスピードカメラのTTL信号をトリガーしてあげて、勝敗決定前3秒間、
後2秒間をハイスピードカメラ(125fps)でREC。
と同時に、モーションキャプチャシステムにもトリガー信号を送ってあげて
(ネットワーク経由だと毎回レーテンシーが違って面倒なので、有線シリアル接続)
モーキャプデータも同じ長さだけ保存。

で、プレイバック開始信号をハイスピードカメラに送ると同時に、AR合成マシンにも
再生開始をお知らせして、スロー映像の上に、モーションキャプチャの剣先の位置に
CGを合成して会場LEDに送出。

ややこしい感じですが、オリンピック招致の際のプレゼン映像では後処理でやっていた
ハイスピードAR合成を、ほぼリアルタイムでやってみました、ということでした。
AR部分はライゾマ花井くん担当。

あとは、技の判定とか、技ごとのかわいいアイコンとか、いろんな要素満載でしたが、
風邪薬5袋+カコナールで熱を押さえ込みながら長丁場の本番を乗り越えられて
よかったです。
小学生の試合も、すごかった。なんというか、小学生からすでにいろいろスタイルが
あって、個性があるのが面白かった。

今後もトライを続けていけるプロジェクトになることを願っています。
関わり続けられるように、精進、精進。。


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