the Way Sensing GO


description

『the Way Sensing Go』は、ワークショップおよびその成果物から作られるインスタレーション作品です。様々なオブジェが連鎖的に反応する様子を映像にした『The Way Things Go』にインスパイアされた、デジタルデバイスと通信技術を使った電子的連鎖反応を楽しめる作品です。
近年のデジタル技術の発展により、作品制作におけるツール(道具)の選択肢は飛躍的に拡がりました。コンピュータが用いられたインタラクティブアートがその代表例ですが、その制作には専門的なスキルや知識が不可欠になります。そこで、コンピュータアートの基本形態である「入力」-> 「処理」->「出力」という構造をモジュール単位で自由に組み合わせられるデバイスを制作し、それらを使ったワークショップを開催しました。ワークショップでの成果物を術つなぎに連結していくことで、インスタレーションは構成されています。
コンピュータが出来た当時、今のようなマウスによるGUIではなく、コマンドラインと呼ばれる、文字だけでコンピュータを操作していました。コンピュータが理解できるコマンドをタイプして、リターンキーを押すと、そのコマンドの結果をコンピュータが画面に出力します。その操作感は、命令と答えが1対1で対応していることで、ある種の快感を呼び起こします。このワークショップ・インスタレーションでは、入力、処理、出力、というきわめてプリミティブなモジュールによって、正確に処理がされることの喜びを呼び起こします。と同時に、外乱や通信エラーによる予想外の反応も許容するシステムにします。
このワークショップが、クリエーターのアイデア創発ツールとなることを目指しました。

credit

Production: 4nchor5 la6
Concept & Workshop: Daito Manabe, Motoi Ishiashi, Kanta Horio, Tomoaki Yanagisawa
Workshop Participants : Akihiko Tomokane, Jyunichi Ooguro, Haruko Ogita, Hitomi Tada, Risa Suzuki